ライフセービングやってました
学生時代ライフセービングをやっていました。日本海側ではあまりお目見えしない活動ですが、太平洋側ではしばしば海水浴場で見かけます。
1993年の夏に茨城県大竹海岸にライフセービングを開始しました。いわゆる海の監視員です。
ライフセービングの発祥はオーストラリアであり、多くの海水浴場に地域クラブがあります。そのスタイルを目標として1992年から学生クラブを結成し、後年大竹サーフライフセービングクラブが未熟ながらにスタートしました。当海水浴場ではシーズン3,4人の水死者が出ていましたが、ライフセービング活動がスタート以来、海水浴期間中死亡者0名を更新しています。
スポーツグラフィックNUMBER340号・NUMBERベストセレクションⅠに記載された第2回新人賞作品『Surf Rescue』の作者 金原以苗さんが一年目の活動を取材し作品にしてくれました。自分ながらに感動の作品です。
それでは、ライフセービングと海の監視員の違いとは何なのか。ぼくは海のコーディネートがライフセービングであると思っています。それにはか必ず安全がセットであります。どのような海水浴場を提供できるのか?そういった部分で監視体制から有事の時に対しての対応するための海上保安本部、警察、消防署などの連絡会においての綿密な打ち合わせがあります。そのほか、危険な個所を避け(離岸流など)、安全なコンディションの場所を提供する。ビーチ状況の情報の提供。そして、いろいろな体験やイベント(ジュニア教室、ハマグリなどの潮干狩り)。ビーチクリーンや海の環境保全。さまざまありますが、行かに安全で楽しい海水浴場のために努力しています。
IRB(船外機の付いたゴムボート)・マリンジェット・レスキューボード・サーフスキー・レスキューチューブなどの機材を使い救助またはパトロールに適材適所で活用しています。
ライフセービングの現場は本部を中心とした統制のもと各、タワーによる現場での対応が基本で、ビーチパトロールと言った巡回により素早い対処が可能になっています。しかし、海上保安本部、警察、消防署等との連携が、苦しむ人を救うためにはなくてはならない大切な事なのです。
ライフセービングは海での波乗りなど多くの器具を使ったEnjoyの部分。また、地域の人々と共に地域の活性化に貢献するボランティア活動。海浜の美化・保全など自然に対する活動。また、子供たちの海での体験をサポートするなど学校教育とのリンク。また、応急処置や海での救助や避難方法の講習。と幅広くそれぞれのメンバーの興味に応じて、それぞれの活動に参加しています。
もちろんスポーツとしてのコンペティション。老人から子供までの3世帯での活動です。
まずは、『ENJOY LIFE SAVING』という事で色んなスマイルをどうぞ!
ともに活動するなかでパートナーシップは深まります。いろいろなシーンで見られる笑顔は輝いています。右下は2001年夏『早乙女タイフーン』というドラマでのロケ地となりみんなでの1枚です。誰かわかりますか?
続いても『ENJOY LIFE SAVING』という事でクラブ員のオフ会。
Oh!深い(笑)
BBQ、クリスマス会、遠足、全国に散らばったメンバーが各ブロックに分かれてのoff会。
活動を通しての思い出には暖かさの中にも苦しみや葛藤やりきれなさも沢山あったはず。
しかし、波が打ちよせて全てを消して引いて行ったとしても残るものがそこにはある。
OH!深い
クラブ設立から現在30年へ向かっての歩みは、3世帯計画を視野に進んでいる。学生中心の活動から、卒業した社会人の活動、そして地域の人々の参加から地域クラブとして。ジュニアの育成、いろいろなクラブを通しての体験。そう思うとこの老体で何にチャレンジしてゆくのか一番の課題なのか?
OH!深い・・・溺れそう、ライフセーバーが溺れる訳にはいかないウゥぅ~
またまた『ENJOY LIFE SAVING 』を海との戯れとして。